１９５０(昭和２５)年生まれ　

身長：１７０cm　体重：　８０kg前後

趣味：魚釣り〜メバルが得意〜
　　　：農業(いろいろ作っています。 奇妙な臭いのする肥料も手作りです）

資格：二級建築士・二級小型船舶操縦士・農業委員・少林寺拳法弐段・珠算検定

　私は、地域密着の身近な大工さんです。

　長年玉野市を中心に、灘崎町、直島町、岡山市の住宅建築、リフォーム工事などを手がけてまいりました。

　そのなかで感じたことは、耐震偽装問題、悪徳リフォーム、手抜き工事、施工者の知識、技量不足など、建築業者のモラルの低さです。

　実際に私がリフォームの現場で感じたこと、地元の下請け大工さんなどの話を聞きますと、TVCMなどで有名なメーカーでも安くするために、予算・工程など極端に絞り、その結果耐久性の低い材料の使用、やむを得ず簡単な施工をするなど、お施主様の不利益に繋がっています。

なぜ、そのような悲しい出来事が起こってしまうのか？

　現場で実際に施工しているのは大工さんです。ひと昔前には地域密着の大工さんは大勢いて、住まいのちょっとした困りごとの相談に乗ってくれ、責任を持って仕事をしてくれていました。

　現在、地域密着の大工さんのなかには仕事量の減少から、営業力のある大手ハウスメーカーの下請けをしているしている人も多くなりました。

　その大工さん達もハウスメーカーの姿勢には疑問を感じています。住宅を商品として扱い、工期と予算に縛られ、本当にお施主様の為になる住宅を造れていないことです。

　住宅はいったん仕上がってしまえば、リフォームなどで解体するまで中身は見えません。最近では品確法、瑕疵保障保険の加入の義務化など、見えなくなるところまでキチンとした施工をする流れになっていますが、これは最低限の規則だと思います。

　性能保証の施工基準にあってさえいれば、後は適当でいいということではないと私は思います。施工基準もごく普通のことしか記載されていません。あとの細かいことは、施工する人間に任されているのです。　その立場になった場合施工者はどうするかということです。

　地域密着の地元の大工さん達は、皆様の信頼を失うと地元での仕事はなくなってしまいます。そのため、一つ一つの仕事に一生懸命取り組んできました。ですが、その大工さんも下請けになってしまうと工期、予算に追われ十分な施工ができないと嘆いています。また、工法自体もこんなことをすればすぐに不具合が出るような工法でも、標準工法になっていれば従わざるを得ません。

　繰り返しになりますが、住宅は仕上がってしまえば中身は見えなくなります。不具合が出るようになって工事の内容が初めてわかるケースも多いです。そういった場合、大手の多くではメンテナンス部門が窓口となります。これには問題があると思います。いくら優秀なメンテナンス部門でも最初から不具合のあるものであれば、ある程度の補修までしかできないということです。

　やり直す手間を考えるならば最初から不具合の起きない施工をすべきですが、前述にあるように工期、予算、標準工法などでそれができないことが多いと聞きます。そこで仕上がりをきれいにしておけば、クレームが挙がらなければそれでよし。クレームがでればメンテナンス部門が対応するから、とりあえず目の前の仕事を片付けるだけで精一杯だと聞きました。

　これでは、誰のために住宅建築に従事しているのかわかりません。

　お施主様のためになるべきなのです！メーカーのためでもなく、営業マンのためでもなく家を建てるお施主様のためです。その結果私ども建築業者にやりがいのある仕事が与えられるのです。

　これからのの住宅事情では、身近な大工さんこそ必要になってくるのだと思います。

　それはなぜかと聞かれますと、私たちは地元の皆様に愛されるために、一生懸命仕事をします。中途半端な仕事は一切いたしません。今、建築業界は厳しい淵に立たされていますが、私がなによりも大切に思うことは、仕事における“信頼”がなりよりも大切だということです。

　私は一人でも多くの方に家を共に立てる感動を実感してもらいたいと強く思い、身近な大工さんにこだわり続け皆様のためにも、生涯現役で家造りをしていきたいです。

　最後に、(有)東海建設にお越しくださいましてありがとうございます。