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(有)東海建設.comの新築工事ドキュメント〜その4〜
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透湿防水シートを一番上まで張り終えました。頂部には水切りシートを張り漏水を防止します。
屋根上の施工状況。立上り部分にシートを防水テープで貼り付け、雨の吹込みを防ぎます。
軒の部分も吹上げによる漏水事故が多い箇所なので、入念に水切りシートを張ります。
シートのつなぎ目は漏水につながりやすいので、「ハイパーフラッシュ」という伸縮性のテープを張ります。
結構伸びます!ビスをとめる時にもテープを貼ることによって、ビス穴からの漏水も防げます。
端までていねいに貼り付けます。水切りシートも熱によって少々の穴は防げますが、念ためテープを貼ります。
こういった部分では漏水事故が起こりやすいので、透湿防水シートに加えて、水切りシートと伸縮テープで施工します。
バルコニーはFRPです。ガラスマットを2層にして、耐久性を高めています。施工時は溶剤のキツイにおいがします。
床断熱材の施工。32kの撥水グラスウールを隙間なく詰め込みます。密閉された空気の層でないと、断熱性が損なわれてしまいます。
端の部分は柱に合わせて切り欠きます。入念に施工することで断熱性の低下を防げます。。
このままでは断熱材の上に載ると落ちてしまいます。プロ!?は落ちませんが危険なので下地板を張っていきます。
サイズが合わないときには切ってあわせます。切った端も隙間埋めに使うために揃えておきます。施主様大切な材料です!
床下地を貼っていきます
合板の切りくずはのどや鼻に悪いので、集塵マルノコで切断します。掃除も楽になります。
柱に合わせて切り欠きます。さて!うまく合うでしょうか?
ピッタリと合いました。これをビス止めして、床仕上げ材を張っていきます。どんどん貼っていきます。
壁の断熱材を入れていきます。ブラスウールのヒレの部分を柱に止めつけていきます。壁の中を空気が流れると、断熱性能が1/3に低下してしまいます。
壁下地合板を張り、さらに石膏ボードを張ります。2重に張ることで耐震性やクロスの張り替えや壁直しが簡単にできます。穴も開きません。
筋交い部分は一度、防湿フィルムをはがして断熱材を盛り上げてから施工します。きちんと断熱材を施工することで、どの断熱材でも十分に性能を発揮します。
丁寧に施工することでグラスウールも本来の性能を発揮できます。壁体内を空気の流れがあると、断熱性が低下します。
玄関の外壁に焼杉板を用いるので、燃え広がらないように下地には防水不燃ボードを使用します。
ジョイント部分に、ゴム状の防水テープをはり、その上に透湿防水シートを張ります。
サッシ周りにはシーリング材を充填していきます。万が一の漏水防止のためです。
通気胴縁を留めていきます。ビス穴を開けることになるので、ゴム状の防水両面テープを、シートに貼った所を留めていきます。
胴縁同士がくっついている現場も見かけますが、通気ができるよう隙間をあけておかないといけません。この上に焼き杉板を張っていきます。
難しい出隅の部分です。一手間かけて留め加工にしました。角が目立ちにくく、すっきりと仕上がります。
アップでごらんください。
角度は44度位のもの同士に加工しました。ひと手間といえず大変でした。
長い年月でも板同士の合わせ目が見えにくいのと、木口(板の短辺側)が見えにくいのが留めの特徴です。
正面からもすっきりと出来上がっています。こうしたひと手間を掛けることで長く、美しく持たせることが出来るとおもいます。
天井下地を施工していきます。壁下地に合板を張ることで地震に強くて、穴の開かない壁ができます。
壁下地を構造材まで張り上げることで気密性、耐震性が高まります。張り上げないと、効果がよわまります。
天井下地(石膏ボードを留める)の野縁を留める野縁欠きをしていきます。
野縁を留めて石膏ボードを留めれるようにしていきます。
天井は水平にしておくと、目の錯覚で下がって見えます。それを避けるために少しむくりをつけます。

電灯の配線を引きだしておき、器具を取付ける位置に下地を入れておきます。
床仕上げ工事
防振吊木です。2階の衝撃がゴムが吸収されるため響きにくくなります。上の黄色いのはグラスウールです。
天井にもグラスウールを入れることで、2階の音が下に聞こえにくくなります。
床仕上げ前に下地の隙間を機密テープで貼り付け、隙間風の無いようにします。
隙間風さん、さようなら〜。断熱材で気密をしていますが、テープを貼ることで隙間風さんに会わなくてすみます。
いよいよ床板を張っていきます。ウレタンボンドとステープルで留めていきます。カニのように素早く移動します。

壁際はクリアランスをとって木の伸び縮みに対応します。くっつけると床板が浮き上がったりすることもあります。

2階は幅の広い床板なので、サクサクとすすみます。壁際は幅に合わせて加工していきます。
こちらの壁際もクリアランスを取ります。石膏ボードと幅木を貼ると隙間は隠れてしまいます。
1階には無垢フローリングを貼ります。ここもやはり壁際にはクリアランスをとります。
ナラの無塗装材で、幅が75mmなのでなかなか進みませんが、温かみがあり、木のにおいが充満して気持ちいいですよ。
サッシの部分はアングルの下まで伸ばしますが、ここでも念のためクリアランスをとります。
キッチンを取り付ける部分の配線などは、あらかじめ取り出しておきます。
無垢材は伸縮が大きいので、板同士にもフィルムを挟んで、軽く付く程度に合わせていきます。
ウレタンボンドとステープルで留めていきます。1日中すると結構しんどいです。でも、無垢材ってごろ寝すると気持ちいいですよね。頑張ってはっています。

何があるか判りますか?実は床下収納です。こんなところも木柄をあわせています。
玄関框は隙間が見えやすいのでさね加工をして留めていきます。ここもひと手間かけることで永く使っていただけます。
ぴったりと合いました。何度か微調整しながら仕上げて、最後に固定します。
やはり無垢材は温かみがありますね。ちょっとしたことですが、中はこういう風に造っていたんですね。
装飾窓枠製作
ボントはフィルムパック入りで、使い切ると小さくなるので、ゴミも削減できます。エコですね。床が無塗装なので、付かないように作業しました。
窓枠にはアガチスの無垢集成材をつかいます。無塗装品なのであとでお好みの色に塗っていただけます。
まずは窓ごとに使う材料を適材適所に決めてから研磨作業に入ります。たくさんあるので大変ですが、まとめてすませます。
粗仕上げの後中仕上げをします。サンドペーパー#400をかけました。
何でも集塵機やな!といわれそうですがサンダにもつなぎます。一日作業すると結構なホコリを吸ってくれています。
次に石膏ボードを入れ込む溝を掘っていきます。もちろん集塵機をつけます。一日作業すると、45Lゴミ袋5袋分ぐらいになります。
溝を付くことで窓枠周りの隙間が防げます。ここもひと手間かけることで永持ちします。。
溝を付き終わったら、いよいよ切断していきます。窓の長さに合わせてぴったりと切ります。
小窓、中連窓、テラス窓、いろいろとサイズがあります。
ここでもひと手間、窓枠どうしを45度にあわせていく留め加工をしていきます。簡単には終わらせません。
ハウスメーカーなどでは、工場でカットされたものが簡単なので多く使用されていますが、ひと手間かけることで愛着も湧いてきます。
斜めにすべて切り終わりました。墨に合わせて切る集中力がないと、留先が後で合わなくなったりします。
墨に合わせてのこぎりで切っていきます。加減をみながらズカズカと切ります。
大工はオンとメンと呼びますが、左がオンで右がメンです。2つが仲良く組み合わさることで、よりよいものが出来上がります。
仕上げにサンダをかけます。#600,#2000とかけていき、ピカピカにします。
仕上げがおわりました。いい艶になっています。いよいよこれから組立作業に入ります。このさきもひと手間かけます。
まず、木殺しといって玄翁の丸い面で軽くたたきます。少しへこみますが、組み立てた後濡れふきんで拭くことで元に戻ります。
ボンドをつけてビス留めしていきます。速乾ボンドを使うので早く組み立てないと固まってしまいます。
すばやく組み立てました。慣れると簡単にできますが、それでも1回1回が真剣勝負です。
留先もぴっったりと合っています。合ってるのを選んだわけじゃありませんよ!どのオンとメンもこのように仲良くさせることができました。
小さい窓も大きな窓もひとつの窓!たくさん窓枠が並んでいきます。これからもうひと手間!面取作業をしていきます。
横着ではないですよ!並べて加工することで置き換えの手間を節約しています。
トリマーで面を取っていきます。実はこれにも集塵機が付いております。埃まみれは大変ですからね。
途中でがたつかないようにしっかりと押さえて鼻歌交じりに作業を続けます、が!肝心なのは”集中力”です。
集塵機をつけたままだとここまでしか削れないので、外して仕上げます。
新!銀杏面が出来上がりました!!銀杏はいいにおい!?がしますが、この面はいい味をだしてくれています。
窓枠でちょっとひと工夫!裏板を張って可動式棚にしました。壁の中に埋め込んであるのですっきりとしています。
屋根笠木工事
笠木の下地を取付けています。ひと工夫して斜めに削った板を下に如き屋根側に雨水を流します。壁側にすると外壁が汚れてきます。
一般的に笠木は非常に漏水事故の多い場所なので、水きりシート、防水テープ、シーリング材などでビスからの漏水を防ぎます。
見た目は普通のクローゼットです。が!シナ合板を張っています。ご要望に応じたサイズで服掛け、物入れなどを作りました。
クローゼットくらい手を抜いてよ!と思われるかもしれませんが、実は、隙間なく板を合わせることで、職人の心がけ技術を磨いているんです!
東海建設には無垢の一枚板が結構あります。今回は栃の木でカウンターを造ります。
リビングのカウンターです。乗っても落ちないように桟を留めてから、スライドさせていきます。これもひと手間かけています。
屋久島産の杉
無垢材は調湿性もあり、木の匂いや年月による色の変化など、楽しみがふえます。無垢材のテーブル加工なども、ぜひお問い合わせください。
屋久島産の杉です。一般に屋久杉といわれるものは樹齢千年以上のものからです。東海建設では、衝立にした屋久杉は飾っています。
希少な屋久島の杉ですが、東海建設にはたくさんあります。これは樹齢は150年以上のものでした。
節の年輪も細かいです。この枝先輩は私より何倍も年をとられていました。
屋久島の気候がそうさせるのでしょう。年輪も非常に密で、独特の香ばしい?香りがします。よく見かける杉材とは匂いが違います。
比較のために並べてみました。左2枚が屋久島産の杉。右は県内産です。
違いがわかるでしょうか?樹齢にすると倍以上違います。木目も屋久島の自然に育まれたものです。
杉、檜、栃、栗などいろんな木の板が並んでいました。木を知って見分けるのも勉強です。
何に使えるか思案中です。でっかいテーブルができるな?とか、カウンターや玄関の式台、勉強机などと話し合っています。
作業風景その5はこちらから!!
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