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(有)東海建設.comの新築工事ドキュメント〜その5〜
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無垢階段製作編
階段の桁は桜の木です。堅くてきめ細かい木肌です。すでに加工済みですが・・・つい熱中して撮影を忘れていました。 切り込んだ溝には、階段の板が入ります。がっちりと組み合わさるので、とても丈夫です。桜のおがくずは燻製に使えるそうなので、取っておきました。 階段の墨付けをするために、型板を作成しました。階段板が13枚あるので作業効率アップです!寸法間違いもなくなります。
手すりを取り付ける穴を加工しています。慎重に松材を削っていきます。 無事穴が加工できました!加工中に少しでも機械がブレてしまうと、材料と手間が台無しになってしまうので、ここは慎重に!! 見づらいですが、薄く墨を書いています。これをノコギリでズカズカと切っていきます。13枚x2で26カ所あります。
ずか!ずかずか!木くずを息で吹き飛ばしながら大胆に加工していきます。 墨に合わせてきれいに切れました。この作業を根気よく続けていきます。 切り込み過ぎないように慎重に!最後は墨を確認しながら止めます。切りすぎに注意です!
ようやくすべての段板に切り込みを入れ終わりました。この後、ノミで加工していきます。 ノミを入れています。木目に逆らわないように、ノミを入れていかないと、木が大きく裂けてしまいます。 大胆かつ繊細に加工しています。材の左右から木目に合わせて、柔道で鍛えた!?テクニックを使って加工していきます。(笑)
ようやく仕上げの墨にノミを打ちます。いきなりノミを打ち込んでしまうと、大きく取りすぎてしまうので、数回に分けて墨に近づけます。 アップでご覧ください!使用しているノミは、ハイス鋼という堅い金属でできています。粗彫り用です。余談ですが1本5千円ぐらいします。 仕上がりました!!組み上がればもう人目に触れることはないですが、職人として丁寧に仕上げておきたいです。肥え松の木は樹脂でノミがすぐ切れなくなるので大変です。
階段板を玄翁(両面ある金槌)でたたいて木殺しをしています。よく肥えた松なので、叩いてもあまりへこみません。 いよいよ桁に組み込みます。桁も木殺しをした板の厚みをあらかじめ計算に入れているのでスムーズに組み上がります。 赤みの部分は肥えといって、松の樹液の多い部分です。松材特有の柑橘系のような香りが漂います。磨き込むことで艶も増します。 
階段を1段ずつはめ込んでいきます。長時間かけて加工した材料が、うまく組み上がっていく瞬間は、うれしいものです。 手摺りの加工をしています。手摺りの桟入るが穴を型板で確認しています。斜めになっていますが垂直の桟が入ります。 ぴったりと合いました。これで、斜めに加工するのが難しいです。型板を見ながら微調整していきます。
実際に材料をはめ込んでみて最終確認をします。材料は米ヒバをを使っています。
ようやく完成しました。あとは、現場でのむずかし〜い組み立て作業が待っています。 奥のリビングが見え、開放感のある階段ができあがりました。小さいお子様の事故防止のため、階段板の間に取り外し可能なポリカ板をいれます。
造り付け収納制作
総無垢づくりの階段は使い込んでいくごとに良さがでてくると思います。すばらしい階段を作らせていただいた施主様に感謝です!! 造り付けの棚を作ります。初めはただの1枚板ですが、これを加工して便利な!収納を作ります。まずは長さを切っていきます。 オーダーに合わせて棚を止めていきます。この造り付け収納は、洗面所でタオルなどを入れます。奥行き、高さなどご要望に合わせて造ります。
片側のビス留めが終わり、反対側も留めます。板の角の部分は、銀杏面や両段さじ面など、格好良く仕上げます。 扉付きの収納も造ります。専用の金具を取り付けて、そこに同じ材料の板で、扉をつけます。下の画像が完成したものです。 造り付けの棚は、用途、設置場所に合わせて造れるので市販の家具より自由度が高いです。これは木材で出来ているので調湿性もあります。
玉野市田井 不動院
大きな箱が組み上がりました。後は現場取り付け用の桟をつけてできあがりです。がっちりと組み上がっています。 収納の下に、食器棚を置けるちょうどよい高さで製作しました。汚れが気になるようになれば、DIYで塗装することも出来ます。休日の楽しみですね! 屋久島の杉を並べてみました。飾り棚などに使用しました。左が樹齢150年以上の屋久島の杉です。年輪も緻密で香りも独特です。
下駄箱も造り付けです。スペースを節約するために斜めに棚を付けてます。扉がきちんと閉まるか、ちょっとスリッパを置いてみました! 屋久島の杉の天板を取り付けて、下駄箱の完成です!年代物!?の家具がお客様をお迎えいたします。 岡山産の杉と比べてみました。違いは・・・、ごらんの通りです。育つ場所、気候でこんなに違うんですね。拡大して時間の許す限り、年輪を数えてみてください(笑)
ラティス製作
しっかりとビス留めをしています。等間隔にキレイに留めていきます。これだけ留めれば、人が乗っても壊れませんね! 新兵器の化粧ビスです。普通の十字ではなく、三角になっています。専用のビットを使いますが、ビス穴がデザインとして見える特徴があります。 奥様のご要望でラティスに初挑戦しました。加工した板を等間隔に並べて留めつけていきます。
ビスで1つ1つ丁寧に留めていきます。キレイに等間隔で並ぶと、見た目も気持ちいいですね。 こんな小さなビスで留まっています。板を重ねた厚みより短いので、飛び出して怪我の心配もありません。 サイズも取り付ける場所に合わせて加工しています。杉の無垢材を使っているので柔らかみがあります。
ウッドデッキ製作
冷蔵庫の横には、強力な!両面テープで留めました。木のラティスを付けただけですが、無機質な冷蔵庫が暖かみのある箱に生まれ変わりました。

この後、旦那様が塗装され、奥様がアンティークで飾りつければ、ただの板組みがセンス抜群の立派なオブジェになりました。感激です!!

中庭を行き来出来るようにウッドデッキを製作します。夏はビル風のような涼しい風が吹き抜けていました。
あらかじめ加工しておいた床束を水平に合わせて切り揃えていきます。小さなレベルですが侮れませんよ! 全体的にデッキが水平になるように、1ずつ水平を見ては切っていきます。土間に水が流れるよう、勾配を取っているため、なかなか1度では決まりませんでした。 ようやく並べ終わりました。高さもしっかりと合っています。凸凹してたら嫌ですからね。
デッキ材を留める掛けを留め付けました。この上に杉板を留めていきます。先ほどの床束は専用の接着剤で固定しました。

屋外なのでサビに強く長持ちする、ステンレスのビスを使用します。メッキ製品だと、どうしても年月でサビがでてもろくなってしまいます。

ドラ○モンじゃないですよ!キシラモントラッド。防腐処理もかねて、防腐防蟻材を塗っていきます。この製品は重要文化財の保護にも使われています。

奥から順番にデッキ材をステンレスビスで留めていきます。下の方に横に見えるのは、倒れない為の根がらみです。米ヒバなのでシロアリも寄りつきにくいです。 赤みの多い材料を(株)にがたに頼んで仕入れました。長持ちしてくれます。雨が降ると、木に含まれるタンニンが流れ出て黒くなります。塗装すれば色を維持できます。 土の部分にデッキを造っていきます。基礎のブロックを置くための新兵器、ランマーです。素早く、そして力強く締め固めてくれます。食事はガソリンです。
締め固めたところに束石をレベルを見ながら水平に据えていきます。斜めに見ていくと早いです。 等間隔に並べていきます。このままだと倒れてしまうので、根がらみ(束が倒れないように、束同士を固定するもの)を取り付けれます。 根がらみ取り付け中です。この後デッキ材を留め付けて完成します。
ウッドデッキで中庭がつながりました。子供たちが走り回っても大丈夫です!しっかりとつくっていますから! これだけ広いと、夏には夕涼みがてらに、BBQも出来ますね。屋外コンセントもありますし、家とつながっているので、準備・片付けが楽に出来そうです。 中庭からぐるりと回って部屋の窓につながります。プランターを置いたり、日よけの植物をはわせたり出来るスペースです。
バルコニー屋根工事
ウッドデッキも完成したので、アルミ製のバルコニー屋根を取り付けます。 バルコニー屋根は、急な雨の時や、夏の日差しよけに活躍します。 2階のバルコニーにも物干し付きの物を取り付けました。奥の部屋には、室内物干しも付けています。激しい雨の前などに、洗濯物の取り込みに使えます。
床はFRP2重貼りにして漏水防止対策をしています。排水溝も室内の天井より外に出しているので、結露による湿気なども減ります。 バルコニーの出入り口は、住宅性能保証の基準より高めに取って、しっかりと防水工事をしてあるので、漏水の心配も非常に少ないです。 太陽がさんさんと降り注ぐバルコニー。小学生の娘さんのお友達は、「ここでピクニックが出来るね!」と大喜びしていただけました。お布団もお洗濯もよく乾きます!
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